baby blue

music / film / miscellaneous

ロシアン・ドールズ




6/23、名演小劇場にて。スパニッシュ・アパートメント [DVD]の続編ということで結構期待して行ったのですが、一言で言うと期待外れだったかも。悪くはなかったんだけど、もっと30歳ならではの人生に対する葛藤が描かれるのかなと思ったんですけど、その辺はほとんどなかった。主人公の悩みも女性関係のことばかり。そりゃあ30で一生添い遂げる相手が見つからなければ焦る気持ちもあるでしょうけども。なんつーか、ちっさいなーと思ってしまった。その主人公の悩みが。もっと仕事の事とか自分の身の振り方で悩んで欲しかった気がしました。あと今回すごくいいな〜と思ったのはウェンディの弟。前作を見てる方ならご存知だと思いますが、あの空気を読めなかった破天荒な弟が、めっちゃ魅力的になってました。でも逆に、主人公のキャラに前作ほどの魅力が感じられなかった。これは残念。
でもマトリョーシュカの話はすごく印象的でした。マトリョーシュカは、大きい人形の中に少しづつ小さくなっていく人形がいくつも入ってるあの人形。人はパートナーを見つけるたび、これが最後か?と思いながら人形を開け続けて、最後の一人を探している…と言うような話。なるほどね〜と思った。うん。
★★★☆☆ 3