baby blue

music / film / miscellaneous

ローズ・イン・タイドランド


10/28,浜松東映にて。ブラザーズ・グリム以来のテリー・ギリアム
「ギリアムのアリス」と言うだけあって、ダークなファンタジーとなってました。登場人物はとても少ないんだけど、みんなキ○ガイと言った感じ。主人公のローズはまあ子供だからああいうのもあるかもしれないけど、大人の登場人物は全員半径5メートル以内には近寄って欲しくない感じ。あとローズのあの少女独特の色気は何なんでしょうね。何と言うか、後半の展開とか、見てはいけないものを指の隙間から覗き見しているような感覚でした。あれはちょっとブラックだな。でもそれとは反対に、映像が現実離れしててすごくキレイだった。にしてもローズの置かれた状況が客観的に見るととてつもなく悲惨で、その状況ゆえの彼女の孤独には目を覆いたくなった。ローズの行動も現実逃避の一種と思って見ると、また違う見方が出来て面白いかも。
あとテリー・ギリアムだと思って見に行ったせいか、そこまで衝撃はなく、割とすんなり見れてしまった。思ったより毒もなかった気がする。楽しめました。あと主演の女の子はこの役にぴったりはまっててすごかったです。怖いくらい。
★★★★☆ 4



追記:そう言えば見ててちょっと思ったんだけど、Mewの世界観にちょっと近い気がしたなあ。ライヴの時にバックに流れる映像の感じとか。キレイだけどグロい。その二律背反な感じが何となく。あくまで個人的な主観ですけど。