baby blue

music / film / miscellaneous

イカとクジラ


4/6、浜松東映にて。
ウェス・アンダーソンが製作、ノア・バームバックが監督・脚本と言うだけで見に行ってきたんですけど、良かったです。
やっぱセットの家の雰囲気や通りの感じとかが、ロイヤル・テネンバウムズを髣髴とさせる感じ。あと劇中にブルー・ベルベットやらピンク・フロイドやらルー・リードやらカフカやらフィッツジェラルドやらママと娼婦やら勝手にしやがれやら、そんな単語がぽんぽん出てくるので正直楽しかった。
話も結構さくさく進むんだけど、そんな中にも人物の心情とか性格とかが面白くて見てて飽きなかったです。それぞれの悪い面もきっちり描いていて、でもその描き方に悪意がないと言うか。皮肉を折り込みながらも全体的にほのぼのしてる感じでした。あと最後のシーン、何だか胸にぐっと来た。うん。あれはすごく好きだなあ。
あのイカとクジラがあるMuseum、いつか行って本物を見てみたい。
追記:おにいちゃんのキャラが好きです。猫背で頭でっかちで物事を斜めに見る態度。好き。