baby blue

music / film / miscellaneous

恋愛睡眠のすすめ


6/30、シネギャラリーにて。
もうずっと見たくてやっと見れました。これだけの為に交通費往復2000円かかった。相変わらずのミシェル・ゴンドリー節炸裂って感じでした。にしてもガエル・ガルシア・ベルナルだからこのキャラクターは許されるものの、その辺の人がこれだったらただの変態ストーカーだと思います。不法侵入はするわ裸で家の前に立ってるわ、他にも結構いろいろやらかしてましたね。
この映画は夢がひとつの大きな題材だったけど、夢とは不思議なもので、夢見が悪ければその日の午前中くらいは何だか気分が落ち込んだりするし、懐かしい人の夢を見ればとても切なくなったりする。現実じゃないのに現実に多大な影響を及ぼす厄介なものだと思う。私はなるべくなら夢は見たくない。何故なら悪い夢を見ればもちろん嫌な気分になるし、いい夢を見た後目が覚めたら「なんだ夢だったのか…」ととてつもなくがっかりさせられるから。どっちにしても目覚めた後すっきりしないのです。
もちろんいい夢が現実になれば嬉しいけど、そんなことはごくまれ。だからこそ、この主人公の見る夢はとてつもなく切ない。夢から覚めた後、少しでも素敵な現実が待っていればいいのにと思う。少しおかしくて奇妙で、でもとても切なくて優しい作品でした。