baby blue

music / film / miscellaneous

アフター・ウエディング




3/22、浜松東映にて。
デンマークの女性監督、スサンネ・ビアの作品。この人の作品を見るのは「しあわせな孤独 [DVD]」以来。女性だからか、どこか乾いた視点で描かれていて、だからこそ逆にストレートに響いて来ました。
始まりは、インド。雑踏の中にSigur Rosの曲が流れて、最初から何となく切ない感じ。なるべくネタばれしないほうがいいかなあと思う作品なので詳しくは書きませんが、とにかく、観て良かったと思いました。生まれた時から、人は既に死に向かって進んでいる訳で、必ず来るタイムリミットまでに何ができるのか。しみじみと考えずにはいられませんでした。ヨルゲンが、寝室で妻に向かって泣き叫ぶ終盤の場面が突き刺さりました。とても、余韻の残る映画でした。