baby blue

music / film / miscellaneous

TOKYO!


9/13、伏見ミリオン座にて。ミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノの3人による東京をテーマにしたオムニバス。
それぞれの個性が出ていて、それなりには楽しめましたが、期待していた程ではなかったかなあ。ストーリー的にはミシェル・ゴンドリー、映像的にはポン・ジュノが好みでした。ミシェル・ゴンドリーの作品がいちばん所謂「東京」と言うイメージを映し出している感じがしました。黒川紀章のあのビル、中はあんな風になってるんですね。面白い。あとカラックスは振り切れてる感じで、個性がいちばん色濃く出ていたと思う。「東京」と言うよりは「日本」と言う感じでしたけど。にしても9年ぶりの作品だそうで、その貴重な作品がこの「MERDO」と言うのはいいんだか悪いんだか…。でもあとから色々なんやかんやと考えるのが楽しいのはこのカラックスの作品でした。そして3つめのポン・ジュノの作品は初めて見たのですが、なかなか良かったです。主演の2人の力量によるものも大きかったと思います。
にしても揃いも揃って、どちらかと言うとマイナス的なイメージなんだなー。やっぱり東京と言えども、国自体が下降の一途を辿る今の日本にはあまり魅力がないのかもしれない、と思ったりもした。