baby blue

music / film / miscellaneous

PARIS


5/5、CINEMA e_raにて。
ロシアン・ドールズ以来*1セドリック・クラピッシュ。いろいろな日常を送る人々。それぞれの悲しみ、喜び、葛藤が描かれていて、地味だけど良かったと思います。何気なく送っている生活の中の、何気ない出来事。それを普通に体験することのできる、幸せ。誰かにとっては些細な、次の日には忘れてしまうようなことも、誰かにとっては大きな悲しみだったり。そんな感情のひとつひとつがとても丁寧に描かれていました。クリスマスの夜、ロマン・デュリス演じる男性の部屋から見えたキラキラ輝くエッフェル塔の何という美しさ!また、街を捉えた場面ひとつひとつがとても美しくて、監督がPARISと言う街をとても愛していることが伝わって来ました。いつか、あんな素敵な街に行ってみたい。
と言う訳ですごくいい映画だったのですけど、あり得ないことに途中で少し寝てしまいました…!基本、どんなにつまらない映画でも寝ることってあまりないんですけど(記憶によると今まで上映中に意識を失ったのはブロークン・フラワーズのみ)、ちょっと自分でもショックだった…。まあ話の筋がわからなくなることもなかったし、予告に出て来た箇所は全部観てたので、たぶんほんの数分だと思うんですけど。反省。

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