baby blue

music / film / miscellaneous

11/26 jonsi@Hammersmith Apollo

ロンドンでのヨンシーのライヴからさっき帰って来たところです。圧巻。なんだかもう、魂を持って行かれてしまった感じ…ただただ素晴らしくて、思い出したら震えてしまう。彼の存在そのものが奇跡に思えて、同じ時代に生まれることが出来て良かった、と心から思った。天国と言うものがあるとしたら、あんなふうに美しくて素晴らしくて心地よい音楽が流れているのだろうか、とすら思う。

今は、なんだかここまで書くのが精一杯。また追記します。来日公演に行かれる方、きっと素晴らしいライヴになるはずです、ぜひ楽しんで来てください。と言うか、正直今すぐ日本に帰って全公演行きたい…!

※以下追記(最後にセットリスト含みます)
個人的にSigur Rosの音楽は、色に例えるならモノクロな印象だったんだけど、jonsiの音楽は本当にアルバムのアートワークそのものの、色鮮やかな何色もの光のイメージ。jonsiから、カラフルなエネルギーがほとばしっている感じ。
ライヴも、"Go Do"や"Around Us"のような生命力溢れる曲では、ステージを左右に行ったり来たり、頭を下げたり振ったり。"Boy Lilikoi"では最後のほうにはステージと客席ぎりぎりのところから、片手をあげて客席を煽る(と言うのでしょうか)ような動きもしていて、ソロならではの光景も。それらの曲の持つ輝きと共に、会場の空気が全てキラキラと光を放っているような錯覚に陥る。聞いているこちらも彼のエネルギーをわけてもらっているようで、本当に楽しかった。
一方で、"Hengilás"や"Kolniður"は、ソロの中でもSigur Rosに近い感じで、壮大な雰囲気に圧倒された。
そして"Saint Naive"や"Tornado"での、繊細で美しくて、細いのに芯の強い声に言葉を失った。どこまでもどこまでも細いのに、決して切れないピアノ線のような美しくて強い声。
そして本編最後の"Around Us"では、最初はjonsiのピアノのみの静かなバージョンでスタート。そして途中からバンドが加わった途端にカラフルな希望に満ちた世界に変わる。ドラムが素晴らしく響いてくる。
そして、アンコールでこれまたエネルギッシュな"Sticks and Stones"に続いて、圧巻だったのは"Grow Till Tall"。もう、音楽と言う枠を超えてしまったのではないか、と言うくらい。見える物も見えない物も、自分も含めてこの世界のすべてが一瞬にして全てjonsiに染まってしまったようだった。その世界が素晴らし過ぎて、何も壊したくなくて、全く身動きが取れなかった。
ライヴの後、彼は本当はこの世の人ではないのではないか、と言う気がしてしまった。"天才"と言う言葉は彼に取っては陳腐過ぎる。世の中に何人もいる、そう言う名称では語れない。でも"神様"と言うのもまた違う。だってとてもチャーミングで、そこにはしっかりと体温が感じられるのだから。
言ってみれば、彼は"jonsi"と言う名前でしか形容出来ない気がする。彼の名前自体が、声や音や目に見えるステージング、目に見えない威厳や至福感に満ちあふれた空気、それら全てを含んだ彼の存在そのものを表しているように思えてならない。本当に唯一無二の存在。後にも先にも、彼のような存在のアーティストは出てこないだろうと思う。そして何よりも、自分が今、こうして彼と同じ世界に身を置けることに心から感謝したい。そんなライヴでした。(なんか途中自分でもうまく表現できなくて支離滅裂な文章がありますがご容赦ください)

セットリスト
1.Stars in Still Water
2.Hengilás
3.Icicle Sleevesc
4.Kolniður
5.Tornado
6.Sinking Friendships
7.Saint Naïve
8.Go Do
9.Boy Lilikoi
10.Animal Arithmetic
11.New Piano Song
12.Around Us

Encore:
1.Sticks & Stones
2.Grow Till Tall