この日もドブロブニクから日帰りバスツアーで、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタルへ。この小さなバスに乗って向かいます。
バスの中では、ガイドさんが色々とモスタルについて説明をしてくれました。英語だから多分全部は理解出来ていないけど、概要は掴めました。
地形の関係で、クロアチア→ボスニア→クロアチア、と来てやっとボスニア・ヘルツェゴヴィナに入国。ここでバスを一旦ストップして、入国審査的なことが行われます。と言っても、パスポートをざっと見られるだけです。
途中でポチテリと言う小さな街に寄りました。ドブロブニク人によって作られた街だそうですが、1463年にトルコによって占領されます。その後紛争によって街は破壊されますが、モスクなどの建物にはオスマントルコ時代の面影が残っています。
フルーツを売るおばさんがいました。(買わなくてごめんね)
その後しばらく走り、モスタルに到着。
到着してすぐ、弾痕のあるこんな建物を目にしました。
モスタルは、1992年から95年にかけてのボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争の際に東西に分断され、東はボスニア・ヘルツェゴヴィナ側、西はクロアチア側となりました。
今日では復興が進み、街中にはのどかな風景が広がっており、紛争の面影はあまりありません。歴史に疎い私にとっては、ボスニア・ヘルツェゴヴィナと言えばつい最近まで戦争をしていたイメージがあったので、こんなにのんびりした雰囲気を感じるとは思いませんでした。
この日もまた同じバスに乗っていた日本人のご夫婦と昼食をご一緒させていただきました。
そしてこちらが世界遺産のスタリ・モスト。1993年に破壊され、その後2004年に復興されました。
地元の人でしょうか、川に飛び込んでいて気持ち良さそう。ジリジリと暑い日でしたので、とても羨ましかった!
橋を渡ります。復興されてから8年ほどなので、比較的新しい感じです。
モスタルの街を歩いていて思った事ですが、街全体がとてもきれいなんです。しかし裏を返せば紛争時にそれだけ激しく破壊されたと言うことなわけで、こんなに美しい街が2度と破壊されないようにと願わずにはいられませんでした。
こういった看板が一刻も早く全部なくなりますように。