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baby blue

music / film / miscellaneous

127 Hours(結構ネタばれしてます)


アメリカ・ユタ州の渓谷でトレッキング中に、ふとしたアクシデントにより自分の腕が岩と岩の間に挟まれ、身動きが取れなくなってしまったジェームズ・フランコ演じる主人公。水も食料も底をつき…と言う、Aron Ralstonの実話を基にした作品。
映画はほとんどジェームズ・フランコの独壇場。ほぼ脱出するのは不可能な状況で、彼は持っていたビデオカメラで家族や友人に向けてメッセージを残す。そのメッセージを録画している表情が、生還するのはほぼ諦めていると言う絶望感でいっぱいで、こちらまで絶望的な気分になりました。(ちなみにジェームズ・フランコのインタビューを見たら、彼はAronが実際に撮った本物のビデオを見たそうです。演技にリアリティがあるのはそれも大きいんだろうなあ。)
劇中に痛いシーンがあって、重要なシーンではあるんだけど、思わず目を背けずにはいられませんでした…。(何でもどこかの試写会では失神者も出たとか。)もちろん体力的にも普通の人とは違ったんだろうけれど、何より彼が生還できたのは、大切な人たちに対する強い想いがあったからなんだと思います。朦朧とする意識の中、彼の脳裏をよぎるのは今までの思い出。そして…(ネタばれなので自重します)。
それとクライマックスの場面で流れて来たのがSigur Rosでめっちゃびっくりした。その効果もあって思わずうるうる。でもぶっちゃけあんまり合ってなかったような気がするんですけどね。
にしてもこの前The Way Backを観たときにも思ったんだけど、土壇場での人間の生命力=強い想い、なんだなあと思った。精神力と言えばそれまでですが。生きるんだ、そしてまた愛する人たちと再会するんだ、と言う強い強い意志。それが命をつなぐんだと言う事に改めて気づかされ、死をも凌駕するその強さにただ感動しました。きっとダニー・ボイルがこの映画を通して言いたかったのもそう言うことなのだと思います。
映画館を出て現実に戻った時、自分が生きていることの有り難みを改めて実感できる映画でした。素晴らしかったです。これもぜひ原作を読んでみたいと思います。
ちなみに彼の後日談も出るんだけど…いや〜、私だったらあんな危ない目にあったらもう2度と山に行こうとは思わないだろうなあ…。結局彼は、この事故の前も後も、同じように人生を楽しんでいるようです。ただ、どこに行くかは必ず誰かに伝えておくようになったらしいです。

このTrailerで使われてるのはBand of Horsesの"The Funeral"。この曲、何か他の映画の予告でも使われてた気がするんだけど…思い出せない…気になる…。【2011/1/14 Vueにて】

アーロン・ラルストン 奇跡の6日間

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