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コーヒーをめぐる冒険 感想

6月28日、浜松cinema e_raにて。
モノクロの映画ってどうにも眠くなってしまうので観るのを迷ったのですが、一週間の公開だし、ドイツ映画だし、と言うことで観に行って来ました。
主人公のニート青年「ニコ」の一日を描いたストーリー。このニコが若いくせに生活に疲れた感が出ててなんともダメな男なんですけど、どこか憎めない。コーヒーが飲みたいのに飲もうとするたびに邪魔が入って飲めない、そのもどかしさがおかしかったです。
また舞台がベルリンと言うことで、個人的に大好きな街なのでその風景が出てくるのも期待してたんですが、あんまりよくわからなかったです。やはりその街で生活していないとそこまでは感じ取れないのかも。
ニコが出会う人々もそれぞれキャラが立っていて(まあ実際に周りにいたらちょっとめんどくさい人たちが多い気がしたけど)、魅力的でした。

最後のほうはちょっとびっくりしたんだけど、そんな出来事が起こっても特に今後変わる兆しも見られない所がリアルだなあと思いました。