時間開き過ぎていつの映画の感想なんだと言う感じですが、書き留めておいたのがまとまったので更新します。(年を越えるつもりはなかったのに越えてしまいました…)
2015年6月5日、浜松シネマイーラにて。グザヴィエ・ドランの監督作は「トム・アット・ザ・ファーム」しか観た事がありませんが、その時にはこの作品の上映も決まっていて、ぜひ観ようと思っていました。今回は、彼は一切スクリーンに出て来ませんでしたね。
ADHDの息子と母親、隣人の女性。3人の関係に、1本細い糸が張りつめているような緊張感を終始感じました。「トム〜」を観た時にもこんな緊張感を感じましたが、ついつい肩の力が入ってしまうんですよね。その分物語の中盤、スクリーンサイズが広がった時の開放感と言ったらなかった!それまでの窮屈な感じから一気に解き放たれた感じがしました。
うまく行きかけたところで、全てがぶち壊しになるのがとてもキツかったけれど、きっとこの親子は何度も同じ希望と絶望を味わったのだろうなあと、とても切なかったです。
もう一回観に行けたらなあと思っていましたが、結局観に行けず上映終了してしまったので残念。
パンフレットとポストカードセットを買いました。ポストカードは6種類。すごく好きな画です。