遂にこの日がやってきました。私が彼の音楽を知ってから10年(!)。2007年のフジのドタキャン、そして在英時はライブがなくて、私の生涯で彼のライブを観る事はないのではないかと思っていました。
でも!ついにその日が!来たよ!ダミアン!!!どきどきしながら新幹線へ乗り込み、六本木へ。この時点でもまだ疑っている私。フジは相当なトラウマ(→前夜祭 - baby blue)のようです。
余談ですが六本木って過去2回くらいしか来た事ないんですけど、まず品川から電車乗る時に迷ったよね…。
そして初のEXシアターは、すごく洗練された場所でした。ちなみに席は真ん中よりは前の方だったのですが、一番端っこだったので私の席からはステージまでは結構距離感ありました。
開演時間を20分程過ぎた頃でしょうか、ようやくスタート。あ、ステージにいる!いるよ!!!!!!!この時点で「神様ありがとう…」って気持ちになりました。
1曲目は「Older's Chest」。もう最初のギターの音で既に胸がいっぱいになってしまいました。自分が散々CDで聴いて来た曲が目の前で演奏される事がただただありがたく、そしてその曲が素晴らし過ぎてただただその音楽に浸っていました。
あとすごくビックリしたんですが、1人でギター弾きながらも色んな音を出してたのが素晴らしかったです。1人と言う事を忘れてしまうくらい、音圧も重厚で、様々な音を聴かせてくれました。なんて器用なんだ。私は彼がLisa Hanniganと一緒にやってた頃の印象がとても強いので彼女なしでどうなるんだろうとちょっと心配だったのですが、ループを使って自身の声を重ねて行く方法で紡がれるコーラスを聴いて、そんな心配はあっさり杞憂に終わりました。
新しいアルバムは来日が決まってから聴き込んだのですが、その中で一番好きな「Long Long Way」をやってくれて嬉しかった。アルバムの最後を飾るのにすごくふさわしい曲で、ライブではどこで演奏してくれるのかなと思っていたのですが、意外と早い段階で披露してくれました。そして個人的ハイライトはこの後の「Cold Water」。やっぱりこの曲で彼を知ったので思い入れが強いのです。音源で聴くよりも数倍素晴らしくて、この日この瞬間この場所にいられてこの曲を聴いている事にただただ感謝しかありませんでした。勿論他に好きな曲もたくさんあるのですが、この曲が聴けただけで私の目的の半分は達成された気分。この「Long〜」から「Cold Water」の流れが最高でした。
この後ステージ上でワイン飲んだり、観客をいっぱいステージに上げてコーラスやらせたりと、ライブ前に抱いていた「孤高のSSW」的なイメージはいい意味で裏切られました。MCは下ネタ炸裂していたし、すごい気難しくて繊細なイメージがあったんですが、ライブでは意外とくだけていてギャップがありましたね。面白かったです。
しかしやっぱりこの日も最後まで観られず途中で泣く泣く帰る羽目になってしまいました…。「Rootles Tree」が聴けなかったのが残念過ぎる。 正直終わって数日はちゃんと次の日休みにしなかった自分のアホさ加減に落ち込んでいたのですが(洋楽のライブって早く終わるものが多かったので油断してた!)、今となってはそんな事もどうでも良くなる位素晴らしいライブだったので、この機会が与えられた事にただただ感謝。
次はこんなに待たせないでまた来日して欲しいな…。
セットリスト
- Older Chests
- Delicate
- My Favourite Faded Fantasy
- 9 Crimes
- The Professor & La Fille Danse
- Colour Me In
- Long Long Way
- Cheers Darlin
- Volcano
- Cannon Ball
- Elephant
- Eskimo
- It Takes a Lot to Know a Man
アンコール1
- Rootles Tree
- The Blower's Daughter
アンコール2
- Amie
- I Don't Want to Change You