ここ数年程は、自分でも驚くくらい昔とは違うジャンルの音楽ばかり聴いている。これは単純に歳を重ねたからなのか、自身の体調や精神状態によるものなのかはわからないけれど、両方かもしれない。以前はとにかくドラムやベースがしっかりしていてギターが常に鳴っているような音楽を好んで聴いていたけれど、最近はとにかく落ち着く音楽を好む傾向にある。そして以前ほど新しい音楽を求めなくなった。これは私の持論なんだけど、今までの人生である程度自分の好きな曲と言うのが蓄積されてきて、「この気分ならこの曲」と言う選択が容易になった為、新しい音楽と言うのが必要なくなってきたからではないかと思っている。
ただそんな中でも、今まであまり聴いてこなかったのが落ち着く感じの女性ボーカルの曲。音楽のジャンルには疎くてはっきりわからないけれど、インディーフォーク?と言うのかな。そんな感じの音がしっくり来る。
一昨年くらいだろうか、初めて聴いてからずっとお気に入りのアーティストがMatilda Mann。
ロンドン出身の2000年生まれ。いやー若いねーと思ってしまうんだけれど、サウンドはしっとり落ち着いた感じでよいです。残念なのが、フィジカルが殆ど出ていないこと。カセットテープ2本と2曲入りのレコード1枚のみ。リリースも、シングルを連発しつつそれを含んだEPと言う形で、フルアルバムと言う形態では未だリリース無し。この辺りは世代の違いなのかな。私の世代だとどうしてもシングル何枚か出したら次はアルバムでしょ、と思ってしまうんだけど。
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この2曲は、彼女の初期の曲よりフォーク色が弱めでギターが前面に出ている感じで私の中では特に好きな2曲。基本的に彼女の曲はメロディがとても素敵なのです。
Laufey(彼女についてもまた後日書きたい)のオープニングアクトを務めたり、Bombay Bicycle Clubの曲にゲスト参加したりと、活動の幅をどんどん広げている彼女。今後が本当に楽しみ。余談だけど"Japan"と言う曲もあって、日本にも行きたいと以前インスタで言っていたのでいつか来日が実現するといいなあ。