baby blue

music / film / miscellaneous

MILK


5/17,CINEMA e_raにて。
すごく良かったです。ゲイに対する偏見や差別が満ちていた時代。そしてそれが当たり前であった時代に、カミングアウトし、マイノリティのために表に立って活動すると言うことは、苦難の連続だったはず。けれどそんな彼や仲間の活動があったからこそ今の(完全ではないけれど)自由があるのだと言うことをしみじみ感じました。彼の演説シーンは鳥肌が立った。それまでの価値観を大きく覆す為には、やっぱり彼のようなカリスマ性を持った人物の登場は不可欠な訳で、そんな人物を全く違和感なく演じていたショーン・ペンはオスカー穫る訳ですよね。他に脇を固める俳優陣もエミール・ハーシュジェームズ・フランコジョシュ・ブローリンディエゴ・ルナとかなり豪華だけど一癖ある俳優ばかりで、その辺も見応えありました。ジェームズ・フランコ結構好きで久しぶりに観たけど、ただの2枚目俳優では終わらなそうなので期待。
いやあしかし、良かったなあ。ガス・ヴァン・サントらしさがいい意味であまりないです。でも彼が伝えたいこと、切実な想いがスクリーンを通してはっきりと伝わって来る。良かった。