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落下の王国 トルコのメヴレヴィー教団


落下の王国*1のシーンのひとつに、↑があって、以前NHKか何かの番組でこの踊りを観たことがあったんだけど、どの国の何と言う踊りだったか思い出せずにちょっと気になってたんですが、偶然昨日の新聞に載っていたのでここに記しておきます。
この踊りはトルコの古都コンヤに伝わる、イスラム神秘主義の一派「メヴレヴィー教団」のセマーと言う旋回舞踏だそうです。メヴレヴィー教団とは、博愛主義の思想家で詩人でもあったメヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーがこの地で没した後、その思想を広めるために1273年に設立された教団。そしてセマーは彼の教えを象徴的に表現する儀式で、ユネスコの「無形遺産の傑作」となっています。その踊り手は「セマーゼン」と呼ばれ、ひたすら回り続けることで唯一神アラーとの一体化を目指すそう。
セマーは現在週一回程度、コンヤのメヴラーナ文化センターで実演されているそうで、是非一度観てみたいなあ。ちなみに去年はメヴラーナの生誕800年に当たる年だったそうで、日本公演も行われたみたいですが、やっぱりこう言うのはその地で観てみたい。
ちなみに落下の王国の公式サイト*2のトップがこのセマーの場面です。とても美しい場面で、やっぱり1回大きいスクリーンで観てみたかったなあ…。