1月2日、浜松シネマイーラにて。
あらすじは省きます。一言で言うと、ちょっとしょっぱい後味の作品でした。
最初は結構コメディ要素が強いのですが、少しずつシリアスな感じになっていきます。その割合がすごくいい感じでした。またドーナル・グリーソン演じる主人公ジョンと、マイケル・ファスベンダー演じるフランク、どちらにポイントを置いて観るかで、感想も変わってくるかもしれません。私はどちらかと言うと凡人ジョンに感情移入して観てしまったので、結構シビアな話だなあ、と思いました。
ファスベンダーの素顔は最後まで見えないのかなと思ってましたが、初めて素顔が明かされた時がすごく痛々しく、彼の繊細さがとても合っていて良かったと思います。
結局主人公ジョンはフランクの才能に憧れて、彼のようになりたいけれどもなれない、ただの凡人なんだなあと言うことを認めざるを得ないラストが、なんともしんみりしてしまうお話でした。