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スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

えっと、書こう書こうと思ってちゃんとした感想を書いてなかったので、書きます。昨日DLPのとこで見てきたんですけど(4回目)、いやあ格段に映像が綺麗でおおお〜〜〜っと思った。もう最初のLUCAS FILMのロゴからして鮮明。DLPの映画館がお近くにある方は是非DLPでのご鑑賞をおススメします。はい。えっと、とりあえず自分で整理をつけたくて書いただけで、その上自分でもきもいくらいめっさ長いんで耐えられそうな方はどうぞ。



とにかくこれは最高に素晴らしいってのは前に書いた通りです。ストーリー、映像、俳優の演技、音楽と全てがほんとにすごかった。多分ほぼ間違いなく私の中で今年のベスト。

最初の空中戦て言うんですか、そっからもう最後まで息つくヒマなく見てしまいました。あっという間の約2時間半でした。



ダース・ベイダーになる過程

  • アナキンがダークサイドに堕ちて行く過程がもう、見ている方としては痛々しくてやるせない。EPⅡで母親を殺され、パドメが死ぬ予知夢を見て、喪失への恐れからダークサイドの力を求める。大きな原因ってのはやっぱりそこだと思うんですけど、他にもいつまで経っても自分の力を認めてくれない評議会への不満とかもあるわけですよ。そこをパルパティーンに漬け込まれてねちねちねちねち吹き込まれちゃあそりゃダース・ベイダーにもなるわなあ。きっと彼の中で何が善で何が悪なのかがわからなくなったんでしょうね。でも、パドメを救おうとして取った行動が結局彼女を死に至らしめた訳で、自業自得とは言え悲し過ぎる。子供が出来たと知った時の嬉しそうな顔。「The happiest moment of my life.」とまで言ってたのにねえ。ううう。
  • ダース・ベイダーのマスクを被る時の場面、彼は一生この視界で生きていくのか・・・と思ったら泣けた。この時から彼が死ぬまでに自分の目で直に見た人ってのはルークだけなんだ。とか思ったら余計泣けた。
  • アナキンは、結局他人を信じることが出来なかった人なんだなあと思いました。ずっと自分を見守ってくれていたオビ=ワンや、パドメすらも。どこまでも悲しい、寂しい人生だったんだなあ。最後救われたけど。とか思ってⅥを見ると感動倍増。



アナキンとオビ=ワン
とりあえず、私がこの中で一番ぐっと来たのは、やっぱりアナキンとオビ=ワンの師弟対決です。今までずっと行動を共にしてきて、生きるも死ぬも一緒だった二人が敵対するこの場面はほんと涙なしには見られなかったですよ。

  • 冒頭の戦闘シーンとかも、アナキンとオビ=ワンが飛ぶのが息がぴったりなんですよこのひとたち。何だかもうなあ、って感じで最初っからちょこっとだけ涙腺緩む。先を知ってるだけに。で、脱出する時もアナキンがオビ=ワンのことを「死ぬなら一緒です」とキッパリ。うそつきー!
  • あとオビ=ワンがウータパウに行く時の二人の会話。「失望させてすみません」みたいなこと言うアナキンの言葉を聞いた時のオビ=ワンの嬉しそうな顔。もうこれが泣ける泣ける。そしてオビ=ワンが最後に言う「Good-bye, old friend. May the Force be with you.」が結局アナキン・スカイウォーカーに言う最後の言葉だったわけで。次に会った時には戦う羽目になるなんてきっと夢にも見ていなかったんだろうなあ。
  • とにかく、オビ=ワンにとってアナキンは気が強くて生意気で、でも頼りになって信頼できる、自分の命でさえ預けられる存在だったわけです。そんなアナキンがダークサイドに堕ちたのを知った時のオビ=ワンの心情察するに余りある。泣ける。
  • それでもってムスタファーでの対決。その時のオビ=ワンのセリフ全てに号泣号泣また号泣。自分の教え方が悪かったと自分を責め、何で、どうしてダークサイドに!と自問自答を繰り返す。自分の一番の友、最愛の弟子をこの手で葬らなければいけない。どんなにか辛く、苦しく、悲しかったんだろうと思った。
  • で極めつけはこれですよ。「You were my brother, Anakin. I loved you.」これでどうして泣かずにおれましょうか。ほんとに。アホほど泣いた。



旧3部作へのリンク→これが見事でした

  • てかEPⅡの時点でベイルさんって出てたらしいけど気付かなかったさ。EPⅣでは星ごとどっかーん・・・。
  • オビ=ワンがグリーヴァスとウータパウで対決するときに最初に発した「Hello, there!」。これがEPⅣでR2と出会った時と同じセリフなわけです。今回のユアン・マクレガーアレック・ギネス演じたオビ=ワンを彷彿とさせる所がいっぱいあって、さすが。
  • そして何よりやっぱりラストシーン。タトゥイーンの二つの夕日。ルークと同じように片足をかけているオーウェンおじさん。でもってあの音楽・・・!!!私がEPⅣを初めて見た時、わけもわからずガーッと泣いてしまったシーンと同じ。もうね、これはほんとにすごかった。



あと泣けたとこ

  • ジェダイが次々殺されてくとこ。音楽もすっごい悲壮感漂ってて余計泣けた。
  • メイスが吹っ飛んで、キャッシークのヨーダがよろめくとこ。あとジェダイが殺されてる時にヨーダが杖をごろっ!っと落として頭を押さえてよろめくとこ。ヨーダ、ああヨーダ・・・。おじいちゃんには辛過ぎるよう。
  • ヨーダがキャッシークを去る時。何かを決意したような強い目のヨーダが「辛い別れじゃ」って言うとこ。
  • アナキンがムスタファーに着いた時に、待ってろと言われたR2が引き止めるかのようにじたばたするとこ。
  • ルークとレイアが産まれるとこ。これはもうね。この二人が新たなる希望なんだなあ・・・。
  • そしてパドメが死んで、葬儀の場面。アナキンがくれたお守りを最後まで。
  • てかぶっちゃけムスタファーからエンドロール終わるまで泣きっぱなしでした!!!



鳥肌立ったとこ

  • 予告にもあるウーキーが全員集合みたいなとこ
  • メイスとパルパティーンの場面。結果はわかってるけどメイスがどんな死に方するのかがすっごいどきどきした。でもって何回見てもどきどきする。
  • ヨーダパルパティーンの対決。「おまえの帝国は一日限り。それでも長過ぎた」。てかヨーダかっこいいいいいいいいいい!!!!!「わしのじゃ!わしのじゃ!」とワガママ言ってるひとと同一人物とは思えませーん。
  • ヨーダパルパティーンライトセーバーでブンブンやってる時に台がせり上がって会議場みたいなとこに出る場面。音楽も相まってすごい鳥肌立った。
  • ムスタファーでのアナキンとオビ=ワンの対決で、二人がお互い取っ組み合いたくなって後ろで溶岩がどどーーーーん!!!となるとこ。音楽とタイミングがばっちり合ってて、すごかった。



まあこんな感じかなあ。見れば見るほどすごいなあと思う。きっかけはEP1のオビワンユアンを目当てで見たのに、こんなに映画自体にはまると思わなかった。これをリアルタイムで体験できて良かったと思う。ほんと。映画館でどきどきしながら見るのがこんなに素敵だと思ったことはない。ルーカス様様ですよ。

余談ですけど、試写会のあとに小説買って読んだんですけど、これが大正解。映画にはない記述がいっぱいあって、心理がとても深く描かれています。特にオビワンとアナキンの信頼関係がよくわかる。読むと映画を見たとき余計泣けて困りますけど。