家族のかたち

家族のかたち [DVD]

先日ぼけーっとスカパーでおえいしすの「Little By Little」が流れてて、あ〜この曲すっきやわあ〜と思いながら見ていたら、ロバート・カーライルが出ていて腰が抜けそうになりました。知らなかった。と言うわけでロバート・カーライルが見たくなったので↑を半額クーポンで借りてきました。
とっても良かったです。全然期待してなかったんですけど、見始めて一気に見てしまいました。イギリス・ノッティンガムを舞台に、地元に出戻ってきたジミーと、その元妻シャーリーと娘のマーリーン、そして彼女の現恋人のデックのお話。なんですけど、他にもジミーの姉とかその夫など、登場人物全員キャラが濃くてそれぞれ魅力的です。全体的には所々にコメディっぽい場面があって、物語が進むにつれてシリアスになっていく感じ。でも最後はじんわりあったかくなれます。心が洗われる。こう言うのを良作と言うんだろうなあと言うお手本のような作品。
ロバート・カーライル演じるジミーはどうしようもないダメ男なんですけど、憎めない感じ。ダメな父親と言う点ではフル・モンティ [DVD]と同じような役ですけど、決定的に違うのはジミーはひたすら自己中だと言うこと。下手するとものすごく悪役になりそうなのに、どこか魅力的なのはやっぱり彼自身の魅力なのかなあと思います。
でもって、情けなくて女々しいデックを演じるリス･エヴァンスがとっても素敵でした。恋人シャーリーと、本当の子供ではないマーリーンへの愛情が見てるこっちにもすごく伝わってきた。で気になったので調べてみたら、なんとこの方はおえいしすの「The Importance Of Being Idle」のPVに出てるらしい。てか、全然気付かなかったんですけど！あの棺とかで踊る白黒の。そう言われて見てみれば確かに。気付かなかった！と言うわけでおえいしす好きな方も見てみてはいかがでしょうと思います。
★★★★☆　4.5