baby blue

music / film / miscellaneous

アワーミュージック

2/12浜松東映にて。この映画は地獄編、煉獄編、天国編の3編から成っています。地獄編と天国編が大体10分くらいで煉獄編は約1時間。最初の地獄編の映像が、最初とにかく心臓を鷲掴みにされたようで。衝撃と言うより、じわじわと効いてくる毒薬のような感じだった。
ゴダールはものすごく久しぶりに見たのですけど、やっぱり音楽と映像の美しさはとにかく素晴らしかった。この↑シーンは天国編ですが、綺麗過ぎて涙が出そうになった。あと毎回そうなんだけど、ゴダールを見るときは頭の中で台詞を反芻しながらめちゃめちゃ集中して見るので、見終わった後結構疲れる。そして1回だと理解しにくい。まあこれは私自身の無知から来るところも大きいのだけど。この作品に関しては、まだわかりやすいほうだとは思うのだけど、見る前にパンフを買って読んだけどそれでもやっぱり理解するところまでは行けなかった。そして終わった後パンフを読んだけど未だに理解は出来ていない。
この映画を見てから数日何だか色々考えてしまって、気付いたら空を見つめてロボトミー状態だったりした。お風呂に入ってるときに自分の手のひらをまじまじと見ていたら、血管が通っているのが分かって、急に自分の心臓が動いていて血が通っていることが奇跡に思えて、何だか怖くなったりもした。
とにかく、DVDが出たら改めて見直したいです。